実は3部作の続きだということを知らずに購入してしまった、
おばかさんな紫藤です。
とある登場人物の、過去のお話、という、
ちょっとした番外編のような位置づけでした。
で、一言でいうとこのレーベルは、
エッチなライトノベル なのですが。
読後の感想。
しょっぱなは、ものすごく、残虐でえぐくて悲しい。
エロではない、ただ本当にせつせつと悲しい。
紫藤にアレがもしついていたら、
この本で抜けますかと聞かれたら、否と答えます。
スクールデイズの最終話で、みんな吐いたとか引くわとか散々その残虐シーンについて話題になったことがあったけれど、紫藤にいわせれば、あの程度、なんてことないです。。。。
本当の残虐さはもっと淡々と、死なせない暴力として続く。
殺すことより、殺さないことのほうがどれほどか残酷でしょう。
この本はそれを1/3ほどページを割いて、
嫌というほど思い知らせてくれますにゃ。
紫藤はこれを、半身浴しながらちょっとずつ読んでいったのですよー。。。
なんという絶望お風呂タイム。
中盤は、どこか宗教的ですらあると思います。
罪に苦しむ人間の心の軌跡が丁寧に描かれます。
ここからエロ成分はまったくなくなります。w
結末は、これの1巻・2巻におそらく連結する内容となっていて、
一気にライトノベルちっくな世界になります。
やはりエロはなく。一気に学園モノに突入して終わります。
一言でいってこれはエロ小説ではなく、
本当にただライトノベルであっただけでした。
そして、多分だけど、
ごく普通に生きてきた人にとっては、
特に面白くもないただの理屈っぽいお話にすぎないと思います。
でも、いびつな生き方をしている紫藤は、泣きました。
罪悪感に満ちた魂が、次に何を想い、どう行動するのか……
丁寧に、もういいよというぐらいに描かれてた。
すごく、読んでるうちに、登場人物が自分と重なって、
自分を見ているような気持ちになるの。
あぁここにいるのは自分なんだと思った。。。
愛をみたいという気持ち、わかる。
自分が愛を手に入れられないなら、どうか。
この世界に愛があることを見せてくださいと。
この本の中で、よだかの星という宮沢賢治の作品についての記述が、
何度もでてきます。
よだかの星自体はネットで簡単によめる短編なのですが、
内容は本当に悲しく、そして透明な命の軌跡が描かれています。
お星様になるにはお金も必要なんだよ、
お前みたいなみそっかすがお星様になんかなれるものかと、
さまざまな者たちから足蹴にされる、
みにくい鳥・よだか。
誰からも愛されなかった、よだかは、
命を奪い合い、傷つけあう世界に疲れ、
自分もまた虫の命を毎日奪わなければ生きていけない現実にも絶望し、
星になりたいと切望するの。
最後は、必死で飛んで飛んで、力尽き、
そして文字通り、星になります。
よだかは、星になった。
でも、この話を、単純に、生きることに疲れた人間には、天国や地獄に自分の意思でいく権利があると……だから死んでもいいんだ、死ねばお星様になれるんだと、
単純にそう解釈してはならないと……思うのです。
よだかは、その星になるために、
すりきれた翼で最後に懸命に生を全うした。
あれが「全力で生きる」ことの、「ものすごい苦痛」の全てだ。
全力で飛べばそれだけ苦しい。
よだかは最後にものすごい密度の「生」を生きた。
そうでなければ星になど、なれるわけがない。
それは単に死や、「無」にあこがれた飛翔ではなく、
自分の魂を燃焼しつくすほどの激しい生の飛翔であり、
星になるということは、
本当に自分の魂のおき場所を求めた、
激しい生のかなたにあるものだと……
紫藤は思うのです。
生き続けることは苦しいです。
罪を償うということは生き続け、
自らの罪をずっと背負っていくことに他ならない。
少女が、自分はよだかにはなれない、
よだかは透明な魂だったからお星様になれたけれど、
自分は血と欲望で穢れきってしまったから、
お星様になどなれやしない……と、
何度も何度も苦しみながら、
最後に、守りたいもののために自分の歓びの全てを放棄して、
無償の愛に目覚め、
未来永劫続く苦しみを負いながら、
守りたいものたちを見守り続ける選択をする。。。
あぁ、そうなんだ……と思いました。
無償の愛は別に本人を救わないのだと。
苦しみを帳消しにしたりなんか、絶対にしない。
そんな都合のいい、水戸黄門の印籠みたいなものではない。
無償とは文字通り無償で、
それを持つ本人はそれによって報われる類のものではない。。。
生きる苦しみの傍に寄り添って、
ただそこに光としてあるものなんだと思う。。。
それが、丁寧に、描かれてます。うん。。。。
特に派手な手法を使っているわけでもないし、
そこにこう生きるべきだなんてお説教もない。
エロくもないです。ついでにいうと表紙はメイドさんですが、
メイド成分という意味ではほとんど皆無です。
けど、紫藤は読んでよかったと思いました……。
聖書の言葉より、
心に届くのはきっとこんな、
エロ本のふりしてひっそり販売されてるような、
なんてことないライトノベルだったりするんだよ、きっと。
闇同士だから分かり合えるとか、
うそ臭い理屈を振り回して迫ってくる、
偽者の愛なんかいらない……。
ただ単に、傷ついた心を映す鏡みたいな本があってもいい。
紫藤は最後の文を読み終わってひさしぶりに泣いたし、
泣いたらちょっとすっきりしました……。
コレ読んだら悲しみが癒されるなんて、
うそ臭いこと振りかざす本よりは、
いいような気がするですよ。
よだかの星、朗読したいにゃ。
でも何度か試みたけど、まだダメです。
そのうち読めたらVoiceブログにでもアップしようかにゃぁ。
あの世界を表現できる力が私につくかなぁ。
……むずかしいのですよ。
で、こんな本を読んでお風呂で泣いたあと、
お風呂からあがって携帯チェックしたら友達からメールが。
紫藤を含めた4人の女グループに、
一人ひとり動物をコンセプトにしたメイド服を着せてみた!
という妄想絵が添付されて届いて、笑いました。
かぁいいの。w
紫藤は犬でした、わんわん。
何故か手にムチ持たされてた。
だからメイド服きてても犬耳はえてるの。
ちなみに他の子は、きつねだとかうさぎだとかネコで、
手に銃をもったり日本刀もったり包丁もったりしてた。w
なんという危険な3頭身キャラメイド。
なんというか、真夜中に、何考えてるのw
もうほんと、おばかwww
そんな、おばかな友達がだいすき。
ほんとにそんなばかげたコスしてみたい。w
そんなわけで別に意図したわけでもないけど、
メイド(中身ぜんぜんメイド要素なしだけど)な本と、
メイドでおちのついた紫藤の昨夜を書いてみました。
あーながくなった。。。
ご飯たべて仕事しますぅ。。。。
ん、ちょっとは元気でてきたにょ。
日記のレスとかはちょっと待ってくださいね。
また後でなのです。。。